「塩分の摂り過ぎには気をつけて。」
そういう風によく言われますが、
そもそも塩分の摂り過ぎはなんで悪いの?
塩自体は、カロリーもないし…
なんで?
では、簡単にではありますが、説明しましょう。
塩、塩分を摂取し過ぎると、
まず、高血圧の直接的な原因になります。
これは以前のブログも書いたので興味のある方は読んでください。
(http://ameblo.jp/enhance-enhance/entry-10552514526.html)
その他、詳細は割愛させていただきますが、
ナトリウム排出に尽力する腎臓の疾患や
水分量増加に伴うむくみの原因にもなります。
「でもでも・・・摂り過ぎないように!って言うけど、どのくらいならいいの?」
成分表示に「塩分」なんて書いてないじゃない!
そう思う方も多いと思います。
成分表示には、
エネルギー
炭水化物
脂質
タンパク質
ナトリウム
を記載するという一定の決まりがあります。
そのうちのナトリウムに2.54をかけたものが塩分量になります。
たとえば、味噌汁一杯だと約600mg
なぜ2.54か?
塩(NaCl)の分子量はNa(ナトリウム)が23、
Cl(塩素)が35.5だから、
NaとCl合わせて58.5。
58.5/23=2.54だからです。
ちなみに、どのくらいまで塩分を摂取していいかというと、
厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」の中で、
以前は1日あたりの食塩摂取量の目標値として、
【男性で10g未満、女性で8g未満】となっていたのですが、
2010年版においては食塩摂取量の目標値が
【男性で9g未満、女性で7.5g未満】
というようにより厳しく改訂されたのです。
しかし、現在、日本人の一日の平均塩消費量は
12.2g
と世界一です。だいぶ減らさないといけないですね。
目標、男性9g、女性7.5kg以下ということは、
男性
9000/2.54=3543.3
女性
7500/2.54=2950
男性は3500mgまで、女性は3000mgまで
ナトリウムを摂取できるということです。
味噌汁だと5杯までということですね。
【今日の一句】
しょっぱいね 涙も塩分 たっぷりだ