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ダイエット

プロテインの種類でなんで効果が違う? 商品では差はないよ。

プロテイン・サプリメントには、

種類がたくさんあります。

 

それは商品という意味ではありません。

原材料の種類ということです。

メジャーなところでは、

ホエイ、カゼイン、ソイ

 

さらには、エッグ、小麦、玄米などです。

 

近年は、健康志向や思想から、

肉、乳製品を摂取しない

ベジタリアン、ヴィーガンなどの

菜食主義の方が増えていて、

 

牛乳由来のホエイやカゼインではなく、

ソイや玄米などの植物由来のものが

注目を浴びているようです。

 

原材料が異なるので、

運動後に

「タンパク質を20g摂りましょう」

と言っても、

その効果(タンパク合成量)は異なります。

 

この前、メディアにも出ているとある

管理栄養士さんが、

 

「タンパク質は摂取したら、

一度アミノ酸に分解されるので、

ソイやホエイの種類によって

効果に差があるなんて考えづらい。」

 

という旨の記事を書いていました。

 

そうです。

タンパク質は摂取したら、

一度アミノ酸に分解される

のです。

 

そして、そのアミノ酸の含有量、

いや、むしろある一種類のアミノ酸

含有量によってその効果に差が出るのです。

 

そのアミノ酸が「ロイシン」です。

 

Nortonらが2012に行った研究によると、

数種類(Wheat(麦)、Soy、Egg、Whey)の

プロテインサプリメントを同量摂取したところ、

そのロイシンの含有率(量)によって、

タンパク合成量が異なる。

とのことです。

 

 

ロイシン(Leucine)の含有率

Wheat – 6.8

Soy – 8.0

Egg – 8.8

Whey – 10.9

 

 

 

※Leucine content of dietary proteins is a determinant of postprandial skeletal muscle protein synthesis in adult rats.

Norton LE et al.2012

 

まさにロイシンの含有量が多ければ多いほど

筋タンパク合成力が高いという結果になったのです。

 

ちなみに、ホエイにもソイにも色々な

商品ラインナップが揃っていますが、

それによる差というのは本当に小さいです。

 

美味しさ、飲みやすさ、価格など

「継続」して摂取しやすいもの

の購入をお勧めします。

 

どこかのコミットプロテインのように、

パッケージがかっこいいからと、

通常価格の10倍で売っても、

その効果は1.0倍程度でしょう。

 

【今日の一句】

コンビニの 食べ物全部 ロイシンの

含有量の 表示欲しまし 

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