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トレーニングは1人でできるもん!~深いフォームから浅いフォームにシフトする~

番外編 深いフォームから浅いフォームにシフトする。

番外編として、筋の発揮筋力がCONよりもECCの方が大きいという特性を利用しない追い込みテクニックを一つだけ紹介しましょう。それは、セットの後半、回数が刻めなくなった時に「深いフォームから浅いフォームにシフトする」方法です。

スクワットで説明してみましょう。

例えば、みなさんも経験があるかと思いますが、スクワットにおいて深くしゃがみこむフルスクワットよりも、膝を1/4程度までしか曲げないクォータースクワットの方が、同じスクワットでも、扱える負荷がかなり大きくなります。

これは、トルク-関節角度関係によるものであり、関節にはそれぞれ最も力を発揮できる角度、至適角度が決まっています。至適角度から外れれば外れるほど発揮できる筋力は減少してしまします。

多くのトレーニング種目において、最も力が必要な(筋力発揮能力が弱くなる)ポイントというのは、深いポジションであり、いわゆる全可動域で行う種目のCON局面の開始のポイントです。そのポイントは「スティッキングポイント」とも呼ばれています。

ベンチプレスで説明してみましょう。

ベンチプレスでもスクワットでもスティッキングポイントを超えると比較的楽に拳上することができます。このことを利用すると、はじめは深く大きな可動域をつかってトレーニングを行い、セット後半、疲労してきたら段々と動かす範囲を小さくしていきます。

そうすることによって、セット当たりの回数を数回は増やすことができ、より筋肉に強い刺激を与えることができるので、より筋肉・筋力を効率よく増大することができるでしょう。

しかし、この方法には注意が必要です。スクワットやベンチプレスという種目に大変有効な方法なのですが、頃合いや程度の予測を誤るとそのまま潰れてしまい、結局ジムスタッフや周りの人に助けてもらうことになるので、本記事の「1人で」というところに反してしまいます。気を付けてください。

レッグプレスで説明してみましょう。

いかがでしたか?もはやトレーナーがトレーナーを必要としなくなるような方法を長々と書きましたが、是非ともすべての方法を駆使してボディメイクを楽しんでください!

今日の一句

毎日が 深い話じゃ 疲れるよ

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