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ダイエット

「ダイエット中は甘いものを食べちゃいけないの?」

甘い物が好きな女性の方は本当に多いです。

そんな方は今回の内容は是非読んで下さい!

結論から言いましょう!ズバリ!

食べても大丈夫です!!

ただし…条件があります。

まず、なぜ「甘い物がダイエットにダメである」と言われてきたのかを考えましょう。
それは、甘い物は、脂質(油)や糖質(砂糖など)を多く使用しているからです。

基本中の基本ですが、
健康的なダイエットというのは、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態です。

ケーキやアイスクリームなどの洋菓子には、大量の脂質が入っています。

糖質やタンパク質が1gあたり4kcalであるのに対して、
油はなんと2倍以上の1gあたり9kcalにもなります。

これは、言わずもがなですね。

では、もう一方の糖質はなぜ太ってしまうのでしょうか?

糖質を摂取すると、インスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、筋肉細胞や脂肪細胞にエネルギーを取り込んで
成長させる働きがあるのです。

ですから、インスリン濃度が上がってしまうと、どんどん脂肪組織が
成長してしまうんです。余談になりますが、このことを応用させたのが
低インスリンダイエットです。

「やっぱり、ダイエット中は、甘いものはダメなんじゃない!」

そんな声が聞こえてきそうですね。
それが、あるんです。

ダイエット中でも甘いものを食べてもいい時が。それは・・・。

それは…トレーニング後です!!

トレーニング後は「インスリンが脂肪細胞に効きにくい」

トレーニング後は「インスリンが脂肪細胞に効きにくい」
という特殊な状態になるというのが、
最近の報告で明らかにされてきました(Lessard et al. 2007)。

さらに、いいことに、トレーニング後にプロテインと糖質を同時に摂取することによって、
プロテイン単独で摂取するよりもタンパクの合成が高まるということが明らかになりました。

ここで、ひとつの研究を紹介いたします。
トレーニングの前後にサプリメントを摂取して、
3ヶ月筋力トレーニングを行うというものです。
サプリメントの内容を、
プロテイン25gのみ『Aグループ』、
プロテイン25g+砂糖30g『Bグループ』、
何も飲まない『Cグループ』という3つのグループに分け、
その効果の違いを検討しました。

3ヶ月のトレーニングの結果、
全てのグループで筋肉は大きくなったのですが、
その程度はB>A>Cでした。

さらに、体脂肪率は全てのグループで減少しました。
その程度は全てのグループで同程度でした。

これらの結果から、
糖質を入れたほうが筋肉は成長しやすく、
さらに、
トレーニング後の糖質は太らない
ということが明らかになりました。

インスリンは前述したように、普段なら筋細胞、脂肪細胞の両方に作用します。

しかし、トレーニング後は、エネルギーが欠乏している筋細胞に優先的に作用するので、
脂肪への作用が相対的に減少するのです。

この考え方を転換しますと、
これから(イヤイヤ?)デザートバイキングに
行かなきゃ行けないという方は、食べる前に筋トレをすれば、
余分な糖質が脂肪細胞に取り込まれるのを抑制することができます。

私なんかも、トレーニングしてない日に、行事的に
「ちょっと多く食べなきゃいけないな」と思ったら、少しお行儀は悪いですが、
トイレに行って片足のスクワットなどをちょっとしたりします(笑)
席に戻ってやたら息が上がっているので心配されます^^

どんな甘いものがいい?

「甘いものを食べていいんだ!やったぁ!」

残念ながら、それは「STOP!」です。

甘いもの食べていいといっても、
やはり洋菓子のように脂肪分が多い食べ物だと脂肪がついてしまいます。

簡単に「なぜ、トレーニング後は甘いものを食べてもいいか」 を説明しますと、
激しい運動を行うと、筋肉の細胞の中のエネルギー源である糖質が 枯渇状態に陥ります。
体も「いち早く、筋肉細胞にエネルギーを供給せねば」という状態 になります。

そこで、甘いもの(糖質)を摂取すると、インスリンの作用によって 、
普段なら筋肉と脂肪、両方に取り込まれるはずの糖質、アミノ酸が、
優先的に筋肉に取り込まれるということです。

しかし、筋肉は脂肪をエネルギーとして使用するには、
非常に複雑で多くの作業が必要になり、多くの時間が必要になります。
ですので、糖質を優先的に取り込み、
余ってしまった脂質は、脂肪細胞に取り込まれてしまいまうのです。
さらに悪いことに、糖質と脂質の組み合わせは、脂質単独よりも脂肪細胞
により多くの脂肪を蓄えてしまうことが研究によって明らかになっています。

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<実験>
500kcalのバターのみ、500kcalのバターand砂糖の混合物を、3ヶ月間、寝る前に摂取するという実験の結果、
「バターのみ」のグループよりも、「糖・脂質混合物」を摂取した方が明らかに脂肪が増加したというものでした。
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これらのことから、甘いものといっても、糖質をメインに摂るようにしましょう。
ようかん、どら焼き、もなかなど、和菓子がおススメです。

ダイエット、単純ですが奥深いですねぇ・・・。

【今日の一句】
ダイエット 甘い考え 捨てる事 

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