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ダイエット

脂肪の「分解」のメカニズム

こんにちは!

CALADA LAB.代表
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナーの比嘉一雄(ひがかずお)
です。

比嘉一雄の『えびすメソッドで賢く理想のからだに変わる!』~世の中から10トンの脂肪を減らします!~

ボディメイクの目的は、多くの場合、体脂肪の減少だと思います。
体脂肪を減らすためには、体脂肪を「分解」しなければなりません。

今日はその体脂肪の「分解」のメカニズムを書かせていただきます。

ほんのちょっとだけ、難しい話をしますが、
知っているのと知らないのとでは、運動や食事に対するモチベーションが
全く違ってきますのでぜひ頑張って読んでみてください。

最後に簡単なまとめをしているので、そこだけの知識でも十分かもしれません^^

体脂肪、すなわち中性脂肪は英語で「トリグリセリド」と呼ばれます。

ある一定以上の運動をすると、脳から
アドレナリン
ノルアドレナリン
成長ホルモンテストステロンなどが分泌されます。

それらのホルモンが活性化すると、
白色脂肪細胞の細胞膜にある「βアドレナリン受容体」が活性化します。

すると、細胞膜の内表面に存在する
アデニル酸シクラーゼ(AC)という酵素が活性し、
ATPを元にcAMPを合成します。
このcAMPが活性化されると、
cAMP依存性のプロテインキナーゼが活性化します。

このプロテインキナーゼが、脂肪を分解する「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素を活性するのです。

こうしてホルモン感受性リパーゼが活性化すると、
トリグリセリドは分解され
「遊離脂肪酸」「グリセロール」
に分解されます。

ちなみに食事制限により、脂肪が分解されるのは、
空腹時に分泌されるホルモンである「グルカゴン」により
ホルモン感受性リパーゼが活性化するからです。

しかし、グルカゴンは肝臓において糖新生を促すので、結果的に筋肉量の低下を引き起こしてしまいます。

食事によるダイエットがリバウンドするメカニズムの一つですね。

【今日の一句】
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