こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です‼
前回の投稿で、
“糖質で消費しようが、脂質で消費しようが実はあまり関係ないのです。”
という風に書いたところ、
「じゃあ、脂肪燃焼促進サプリはあまり意味ないの?」
という質問が来ました。
実はその通りだと思います。
つまり、その…ほとんど効果がないのではないかと考えています。
「カルニチン」や「フォルスコリン」、「カプサイシン」など脂質代謝を促す物質は多くあり、
それらを使ったサプリメントがダイエットサプリとして多く存在しています。
脂質の利用量が増えても、消費カロリー自体が増えることはないのです。
言い換えると、脂質の利用率が増えているだけなのです。
ここで一つ疑問が浮かぶと思います。
「脂質を直接消費した方が痩せるんじゃないの?」
その答えになるような研究報告があります。
2010年、オーストラリアのガーバン医学研究所のグレッグ・クーニーは、
炭水化物の代わりに脂肪を燃焼させるように遺伝子操作されたマウスを作り、
炭水化物の栄養を与えたあとに運動をさせました。
その結果、運動で使用できない炭水化物はそのまま脂肪に変わったのでした。
つまり、脂質を直接使っても、結局は同じで、
大切なのはいかにエネルギーを使う運動をするかなのです。
脂質代謝を上げるようなサプリメントを購入・使用するときはこのことを
考えて見てください。
夢も希望もないかもしれませんが、ダイエットに魔法はないのです。
正しいことを、継続し続けたヒトだけが自分の理想のからだを手に入れることができるのです。
【今日の一句】
好きで食べ 体に付くと 嫌われる