こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です‼
脂質、脂肪細胞の最終章の第三弾!
今回は最近のトピック、遺伝について書いてみたいと思います。
私は「太りやすい体質だ」とか、「顔から太るタイプ」とか、
「いくら食べても太らない体質だ」とか言いますよね?
最近では、肥満と遺伝子の研究も盛んに行われ、
いくつかの肥満と関係がある遺伝子が見つかっています。
それを「肥満遺伝子」という風に言います。
最近では自分の肥満遺伝子を測定するという業者もあるようで、しかも流行っているみたいですね。
遺伝子というよりも、正確に言うと「遺伝子の多型」です。
遺伝子の多型と言われても難しいですよね。
わかりやすくいうと、血液型によって「太りやすい、痩せやすい」
ということがあるかということです。
※こちらに関しては関係ないということが明らかになっています。
今、肥満遺伝子として有力なものとして
β3アドレアリン受容体の遺伝子多型、UCP1の遺伝子多型が言われています。
どちらも「なにそれ?聞いたこともない」ってものですよね?
後述しますので知りたい人はそこを読んでみてください。
決して、知っててもダイエットの徳にはなりませんよ^^。
β3アドレアリン受容体の遺伝子多型異常は日本人の3割
が欠損状態にあると言われています。
それによって1日あたり200kcalくらい消費カロリー小さくなっています。
UCP1の遺伝子多型異常は日本人の2割
が欠損していて1日あたり100kcalくらい消費カロリーが小さくなっています。
0.3×0.2=0.06で6%の日本人は、その両方を欠損している状態で、1日あたり300kcal消費カロリーが小さくなっています。
えっ!私は一体どうなの?
もしかして太りやすいのはこのせい?痩せにくいのはこのせい?
知りたい!!
そう思っちゃう人が多いみたいで、前述の通りそれらの遺伝子多型を調べるリサーチ会社?というのが流行っているみたいです。
興味のある方はやってみたらいかがですか?
ただ…
何のために調べるのですか?
もし、それが分かったとして…どうするんですか?
「じゃあ痩せられないか」と諦めるのですか?
あなたの血液型は絶対お金貯まんないよと言われたら諦めますか?
自分の肥満遺伝子のタイプが分かったところで、
カロリーの収支に気を付けないと太るし、
働かないとお金は貯まらない。
これまでと何ら変わらないものが必要になります。
A型は潔癖症扱いされて、B型はわがまま扱いされて生きていくしかないのです^^
【今日の一句】
知ってても 知らなくっても 同じこと
高橋書店
売り上げランキング: 575
高橋書店
売り上げランキング: 577