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ダイエット

抗うつ剤⇔副作用

みなさま、こんにちは!

「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です!

トレーニングマガジン(vol.13):トレーニングリテラシー

OCEANS(ファッション雑誌)のダイエット企画

仕事が決まりました。

皆様、よろしければ見てください^^

今回は、うつ病(鬱病)の薬による副作用に

ついてです。

結構質問されますので、

そのメカニズムだけでも知っておいた方がいいかな

と思いまして。

現在、処方されている、抗うつ剤にはそのほとんどが

SSRIという種類のものです。

SSRIとは、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬

(selective serotonin reuptake inhibitor)」

のことです。

まず、セロトニンについて簡単に説明しましょう。

セロトニンというのは、「幸せホルモン」とも

いわれる脳内の神経伝達物質の一つです。

セロトニンがたくさん分泌されると、

副交感神経が刺激され、

非常にリラックスした状態になるのです。

うつ状態の人は、この「幸せホルモン」である

セロトニンの血中濃度が

極端に低い状態にあることが多いのです。

ですので、SSRIによって、一度分泌されたセロトニンを

再取り込みする機能をブロックするのです。

すると、当然、セロトニンが増え続けるので、血中の

セロトニン濃度が増加します。

これによって、うつ状態が改善されるのです。

ここでは詳細を避けますが、

運動によってもセロトニンの分泌が増えます。

「鬱には運動がいい」とされるのもこのためです。

しかし、問題がありまして、セロトニンは、

うつを和らげる一方で、飢餓中枢を刺激し、

食欲を強く刺激します。

抗うつ剤により、食欲が以上に出てしまい、

それにより体重が増加してしまうのはそのためです

少し、話は変わりますが、月経の前にはこのセロトニンが

低下することが知られています。

この月経前のセロトニンの低下が、

月経前のいろいろネガティブな精神症状が出る原因ではないか

という説も最近は有力視されています。

しかし、月経前はセロトニンの分泌が減少するにも関わらず、

無性に食欲が増加することがありますよね?

これは、βエンドルフィンやセロトニンの減少によるイライラの

ストレスへの代償行為というのが有力なんです。

これに対抗するには、前回にも書いた通り

(https://caladalab.com/main/blog/335)、

カルシウムを摂取することです。

【今日の一句】

カルシウム やっぱりあんた ええやっちゃ

なにか質問などありましたら、こちらもご利用ください。

BODY FIRST

http://www.bodyfirst.jp/

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