こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です!
ダイエットのイメージとして、サウナスーツや、ウインドブレーカー
などを着て、必死に動いて汗をかくというのが定着していました。
「どんどん汗をかいて、どんどん脂肪を燃やすんだ!」
というものでしょう。
最近、ようやく、汗というものが、発熱のために身体の温度上昇を減少させるものであり、
ダイエット(=脂肪の減少)とは関係ないという認識が広まってきました。
しかし、私の先生(石井直方:この業界では著名)
が本でそう書いてしまったせいもあるかもしれませんが
「やたらに、汗をかいても意味が無い。」とか「涼しい格好で運動はすべきだ」
「サウナスーツなんて・・・」
というような指導者(トレーナーなど)が増えています。
しかし、これは極端な意見だと思います。
私は汗による減量をお勧めはしませんが
運動時には汗をかく程度の体温上昇は必要だと考えます。
身体内にある酵素にはそれぞれ
自分が最大限に動けるような至適温度が存在します。
ほとんどの代謝酵素は平熱(36.5度)よりも少し高い温度で活発になります。
※減量ではなく、スポーツのパフォーマンスでは直腸温が38.7度
のときに最大のパフォーマンス発揮ができるという風に
言われている
身体内の酵素は体温が10度上昇すると、約2.5倍活発になるという報告もあります。
これをQ10=2.5といいます。
身体内の酵素が活性化するということは、それだけ体内の代謝が活発になるということです。
もちろん脂質代謝も向上します。
ですので、一度あがった体温は、運動中は減少しにくいので
すこし汗が出るまでは上着を着ていて、それからは我慢せずに
上着を脱いで運動しやすい格好になればいいのです。
そうすることによって、酵素の活発な状態で運動できることになるので
より脂質の代謝が大きい状態を保てるようになります。
外を走る人は、脱いで置いてしまうと
無くなる可能性が高いので注意してくださいね。
【今日の一句】
汗ばんだ その横顔は かっこいい
でもそれ実は ただの水だよ