こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です!
トレーニングをしていて、その翌日、筋肉痛になったと喜んでいると
5日くらいたっても筋肉痛が消えない。そんなことありませんか。
その場合、筋肉の細胞が損傷しただけでなく、
筋肉を包んでいる膜や、腱や靭帯が損傷し、
それによって筋肉痛のような感じになることもある。
それは、膜や腱などの結合組織の損傷によっても、
痛み物質である「ヒスタミン」や「プロスタグランジン」などは損傷部位で放出されるので、
トレーニングした部位に筋肉痛のような痛みがでるのです。
筋肉痛になったからと、「すごくいいトレーニングができたー」
と思うのは早合ということもあるのです。
筋の修復は、他の器官と比べ非常に早く、ほとんどの場合、
トレーニングによる微細な筋損傷は3-4日もあれば完全に戻ります。
それ以上ともなると、結合組織の損傷を疑ってもいいかもしれない。
結合組織の損傷は、そのほとんどが強く引っ張られることで、起こります。
(動かせるものではないので当然ですが)
それを抑えるには、
軽い負荷で全可動域でウォーミングアップをしておくとが重要になってきます。
ウォーミングアップの目的は、身体の体温を上昇させておくことによる
酵素の活性化と、並列弾性要素の可塑性を高めることにありますからね。
筋肉と違って、結合組織の痛みは長期に渡りますので、非常に厄介です。
皆様もしっかりとした準備体操をしましょう!
次回は、最近発表されたセンセーショナルな内容の論文を紹介いたします。
【今日の一句】
電通に 入ることより 筋痛に
なりたい僕は もう世捨て人