こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です‼
前回は筋損傷と筋肉痛について書きました。
今回もそうなのですが、
さらに、完全にコンセンサスの得られていない研究報告なのですが、
けっこうセンセーショナルなものだったので載せようかなと思います。
結論から言います。
「痛みと筋損傷はほとんど関係ない」というものでした。
これは日本の名古屋大学の研究チームが国際的に発表したものなのですが、
筋肉痛は、実は筋損傷によって起こっているのではなくて、
知覚が異常に過敏になることによって起こるものではないか。
という主張でした。
実験内容についての詳細は避けますが、
ある一定以上の強度の運動をすると、ブラジキニンという物質が出て、その周辺の感覚神経を超敏感にしてしまうというものです。
どういうことかと申しますと、腕が筋肉痛ということは、そこの周辺の筋肉が損傷しているのではなくて、
その周辺が知覚過敏になっているために痛みが発生しているというものなのです。
全く損傷のない元気な腕の状態のまんまなのに、触ると痛いってことなんです。
この論理を用いると、
「ほとんど筋損傷がないから筋痛はない。」
と言い張る加圧トレーニングでも、その次の日に激しい筋肉痛が訪れるのも納得できますよね。
もちろん、損傷から来る痛みというのもあるんですが、
それもこの系を経由していると考えられます。
【今日の一句】
損傷が なくても痛い なんか損