こんにちは!
「研究」と「現場」のハイブリッドトレーナー
比嘉一雄(ひがかずお)です!
時々、お母さんや、指導者のかたから質問を受けるので
書きたいと思います。
よく、筋トレをしすぎると身長の伸びが止まってしまう。
ということが、実しやかに言われています。
その根拠として、体操選手は皆、身体が小さい。ということがよく例にあげられます。
しかし、体操と身長と筋トレの3つはそれほど相関がありません。
体操選手に身長の低い人が多いのは、体操という競技特性が身長が低い方が回転の力が
生みやすい、ことが関係していると考えられます。
身長の高い選手は良い成績が残せず自然淘汰されていったのです。
最近では、動きがダイナミックであると見直されてきているみたいですが・・・。
では、筋トレと身長はどうか?
答えは、一部関係がある。ということです。
成長期の骨の成長は成長ホルモンなどによって骨端軟骨が伸長することによって成ります。
しかし、スクワットなどで100kgを超えるような強い刺激が、骨端軟骨の長軸方向の加わると
骨端軟骨が痛んでしまい、成長しにくくなるという可能性は考えられます。
が、よく言われているような、筋肉が骨を圧迫するから、身長が止まるというのは考えにくいです。
ですから、成長期の子どもにトレーニングを行う際は、
骨端軟骨の長軸方向の刺激を与えないようにすればいいのです。
その方法としては、スロートレーニングや加圧トレーニングなどの
軽い負荷でケミカルな刺激を引き起こすトレーニングをすればいいと思います。
これらは、成長ホルモンを分泌させるようなトレーニングであり、
前述のように、骨端軟骨は成長ホルモンによって成長するので、
むしろ身長が伸びる可能性さえあります。
しかし、これはまだ、誰も調査していないので明らかではありませんが、
可能性としては十分あると思われます。
ですので、成長期の子どもには、筋トレをさせてはいけないということは全く無いし、
むしろ競技力の向上には必要不可欠であると考えられます。
ぜひ、ここら辺を理解したうえで、トレーニングメニューを作成していただけたらと思います。
【今日の一句】
成長期 やっときゃ良かった スロトレを
そうすりゃもっと モテてたろうに…
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