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タンパク質の量は20gで本当にいいの?体重と若年と高齢者の間に

【論文紹介】
高齢者の方が体重当たり、
より多くのタンパク質を摂取しないといけないのでは。

という論文を紹介します。

今まで、1回の食事やプロテインの摂取では、

20g程度が筋タンパク合成量のピーク値と言われてきました。

それ以上とってもそんなに意味はないよということです。

 

(Moore et al. 2014より)

 

さて、
体重当たりに換算すると?
除脂肪体重当たりに換算すると?
若者(平均22歳)と高齢者(平均70歳)で比較すると
というのが今日紹介する論文です。

 

若者と高齢者に筋トレ後にタンパク質を異なる量摂取してもらい、

その筋タンパク合成量を調べたものです。

 

結果は、
高齢者 体重 0.40g/kg 除脂肪体重 0.60g/kg
若者 体重 0.24g/kg 除脂肪体重  0.25kg/kg
で筋タンパク合成はプラトーに達しました。

ちなみに
高齢者と若者の体重とかですが、

平均体重(kg) 79.3vs79.9 
除脂肪体重(kg) 54.5vs 65.9
BMI(kg/m2) 25.7 vs 25.1

です。

なので、平均に平均を掛けて計算してしまいますが、
79.9×0.24=19.18g
65.9×0.25=16.48g
79.3×0.40=31.72g
54.5×0.60=32.7g

若者は20g未満でプラトーに達し、
高齢者は30g以上摂取しないと
ピーク値にまで達さないということになります。

「若いんだからたくさん食べなさい」
 

じゃなくて、
 

「年なんだからたくさん食べて!」
 

が正解なんですね!

ちなみに、トレーナー、トレーニーのみなさんは、
体重(kg)にだいたい0.25をかけたプロテイン摂取
したり、オススメしてください!

Protein ingestion to stimulate myofibrillar protein synthesis requires greater relative protein intakes in healthy older versus younger men.
Moore DR et al.2014
 

【今日の一句】

お年寄り ねぎらいタンパク プレゼント!

 

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