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徒然

ラグビー日本代表VS南ア 科学と非科学と未科学。

2015年 9月19日。
ラグビーワールドカップイングランド大会。
日本代表(以下:ジャパン)が南アフリカ(以下:南ア)に勝った。

泣いた。

この衝撃度合いは、ラグビーに関わったことがあればあるほど
強いのではないかと思う。

『「スポーツ史上最大の大番狂わせ」』

『「ハリー・ポッター」シリーズで知られるイギリス人作家J.K.ローリング氏もツイッターで日本の歴史的勝利に「こんな話は書けない…」と脱帽した。』

そのような評価がネット上を踊った。

正直に、99%のラグビーファンは、どう贔屓目に見ても

「南アには勝てない。」

そう思っていたのではないかと思う。

次戦のスコットランド、それに続くサモア、アメリカ戦に向けて、
いかにいい状態を作るか。
言い換えれば、
うまくモチベーションを作って、ケガなく負けるか。

そのようなことを関係者でもないのに考えていたと思います。

試合を観てみて・・・

なぜ勝てたのかわからない。

確かに、全員モールはあった。

でも、見たことない作戦なんて、一つもなかった。

フィットネスを上げ、大きな相手をしっかり2人で止め、
ミスを最小にして、正確なキックで得点を積み重ねる。

そう、普通に勝ったように見える。

私は、科学至上主義である。

基本的にはエビデンスのないものはセッションに持ち込まないし、
教えたりもしない。

しかし、絶対に勝てないと思われたチームが、
大番狂わせなどほとんど怒らないスポーツ、
ラグビーで勝った。

試合を観ていて、そこには、

「今日は何か違う。」
「今日は行ってしまうんじゃないか。」

何かがあった。

何か。

勢い、流れ、雰囲気、風、ゾーン(超集中状態)
など言われ方は色々であるが、そこにはそれがあった。

80分間その「なにかの奇襲」だったのかもしれない。

それは非科学な何かなのか?
いや、非科学なものなど実はないと私は考えている。

では、それはなにか。
わたしは、未科学な何かだと考える。

科学が、知や理解、定義を広げていくものであるのならば、
それは、まだ、科学が到達できていないもの。

霊や怪奇現象、天災予知、占い、恋心などそんな世界の話なのかもしれない。
しかし、そこには疑いようのない現象が起こっている。

次の試合(23日スコットランド戦)も勝ってほしい。
科学の届かないなにかを味方に、普通に勝ってほしい。

スコットランドも、サモアもアメリカも格上だと思う。

広告代理店もPRも入っていない、
偉業・感動による広がり。
このまま、ラグビー人気が沸騰して欲しい。

この大会は重要だと思う。
2019年のラグーワールドカップのホスト国として、
ジャイアントキリングの国として迎えるのか、
ラグビー強豪国として迎えるのか。

熱烈に応援しています!!
頑張れジャパン!!
また泣きたいです!

【今日の一句】
南アはね SAじゃないよ RSA
リパブリックの Rなんだよ 

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