ナビゲーション リンクのスキップHome > ケア 記事一覧 > ケア 記事

医学の常識ウソホント その1. コルセットをすると筋力が落ちる

『コルセットをしていると、それに頼りきって筋力が落ちるので、なるべく早くコルセットを外しましょう』
腰痛に悩まされる人なら1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
長いこと医療の現場では信じられて来て、今も信じている人がいる『コルセット=筋力低下』問題に対する一つの答えが2008年に発表されました。

今回紹介する研究では、健康な人が3週間コルセットをつけて、体幹の筋力が変化するか無作為化比較対照試験を行っています。
対象は健康な29人をランダムに20人がコルセットを装着、9人がコルセット非装着に振り分けています。
実験期間は3週間で、実験開始時と3週間後体幹の屈曲、伸展の筋力を測定しています。
結果は、実験開始時と3週間後にどちらの群も筋力に差が無いというものでした。

この研究結果から、健康な人が3週間コルセットをつけても筋力が低下しないということが分かりました。
3週間を超えるとどうなるのか、腰痛患者でも同じことが言えるのかは分かりませんが、コルセットをすることで筋力が低下するということは否定できる思います。

引用論文
Fayolle-Minon I & Calmels P. Effect of wearing a lumbar orthosis on trunk muscles: study of the muscle strength after 21days of use on healthy subjects. Joint Bone Spine. 2008 Jan;75(1):58-63.